インスタグラムやポッドキャストで撮って出し的な記録は上げているのですが、実に2年3ヶ月ぶりに上京してきました。

なにげに富士山写ってます

東京に行くことでの気持ちの変化に気付いた

わたしは東京で働いていたのですが、その頃は非常にコンディションが悪かったです。自分でも、

東京に来てから体調が悪いなぁ…

と思っていて、職場のせいだったのかもしれないけど転職する気力がわかず、それと家庭の状況も重なって帰郷したわけです。当時は数年で実家に逃げ帰った自分が許せなくてうしろめたくて、それが転じて友人たちにも根性なしと思われてるかもな〜と思っていました。でもそんなことは全く無くて。

ここ数年でいろんな友達に

あのときは言えなかったけど東京で働いてる頃本当に調子悪そうだったよね、鹿児島に帰ってから元気になっててよかった〜と思ったんだよ

とか言われることが続きました。誰も根性なしなんて思っておらず、むしろわたしが無理しないように気にしないように普通に接してくれていたんだなぁとありがたく思いました。

とはいえもっと近い九州の他県よりも東京に断然なじみがあるのも事実。なんだかんだ東京が好きみたいで、鹿児島に戻ってからも1年に一回は上京していた気がします。というのもわたしは関東に親類が多かったので小学校の頃から夏休みなどに上京していたんです。都内ではないけど、そこの家族は自分の味方だという意識も強く、そのあと働いていたころも実家に帰るような感じでよく行っていました。暮らしの記憶があるので行くと少し和む部分があるのです。2年も間が空いたのはいつ以来だろうか?と。上京することで心が少し和んでいる部分があることに今回の上京で初めて気付きました。

改めて思ったこと

鹿児島に戻って10年以上過ぎてますが、わたしはまだあのとき体調を崩して居場所を離れたことを微妙に気にしていたのかもしれないなぁと。友人たちが東京でそれぞれの生活を根付かせているのを見るたび少しうしろめたかった気がします。わたしも鹿児島に戻ってから何度かの引っ越しをして、まちを移動したけど、結局ふりだし=ジモトに戻って10年めにはいりそうになっています。

最初はフリーランスになるときの不安定さを緩和するために両親に頼んで実家に住まわせてもらったという感覚だったけど、気付いたらそのままに。でもコロナ禍になる前に、このままではないだろう、次のひとふんばりが必要になるときがくるだろうと感じていました。その気持ちの由来もうっすらわかった気がしました。要は、今まだあのとき自分の生活をその場に根付かせられなかった気持ちを解消できていなかったんだなあと。コロナ禍で、わざわざ理由もなく新しい場所へ移住することのハードルが上がりすぎて2年半先延ばしになったけど、今後まだ長く続く働いて生きていくことの自分らしいカタチを改めて考えてみたいと思いました。アプローチの仕方はいろいろありますね。いろいろ試してみよう。

そういう気持ちの再確認になった久しぶりの上京ですが、2年半ぶりで顕著になった変化が他にもありました。それは東京に行くと至るところでハングルや韓国語のアナウンスに出会うということ。2年前もすでにそうだったんだと思うけど完全にスルーしていたんだと思います。おもしろいですね。旅行が出来るようになったら韓国は必ず行きたいなぁとも改めて思いました。

いろいろトラブルもあった旅のログはインスタグラムとpodcastでどうぞ。

追伸、自分で選ぶというか自分が最初から持ってるっていうね

このインスタグラムにも書いてある急に出来た1日の余白が、今回の旅で気付いたことを明るくしてくれたように感じます。展示を見たり、新しい施設に足を運んだり、そういう誰かが作ってくれた素敵なものにふれるのも好きだし、それを検索してちょうど良く時間を埋めたりすることも東京では簡単だったりする。でもそうしないで適当に、心のままに、今一番優先したいのは靴擦れ対策だ!お腹すいた!もっと歩こう!みたいな感じで、やりたいことを自分で決めて動いた。検索の便利さは、そのために使うような生き方がしたいなと。最近は「次にやるべきこと」を検索するような生き方をしていたような気がします。それだと自分の人生じゃない感じして当然だね。

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