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長らく、存在は知っていたけどお互いのスタンスがマイペースすぎてなかなか親しくなることがなかった知り合いと、コロナになるちょっと前に仕事を通じて親しくなりました。少し前に会う機会があり、最近の近況を話して、お互いを励まし合った流れでお勧めしていただきまして、アメリカン・ユートピアを公開終了間際に見に行ってきました。
前情報なしで行った方がいいと思う!って言われたので上映している映画館と上映時間と公開終了の日にちだけ調べて行ける日を設定して向かいました。
特に忙しかったとか寝不足とかいうわけではなかったのに、見に行った日はなぜか眠くて気怠い日で、映画の上映の夕方に体力残ってるかなぁと思いながら行ったのですが、結果、見た後めちゃくちゃ元気になっていました。
ライブを撮った映画なのですが、演者達が文字通り体全体を使って表現する様が素晴らしく、かなり研ぎ澄まされたビジュアルで、こんな表現どうやっているのだろう?本当にライブなの?あててる?とか思うくらいピタッときているのに、有機的な自由な雰囲気に溢れていてめちゃくちゃかっこよかったです。
伝えたいメッセージも超ダイレクトに伝わってきました。デイヴィッド・バーンが葛藤しながらも、自分が発信することの可能性を自覚しているのだろうなぁと思うと、感服してしまい途中から目から水がうるうる。伝えたいことをどう伝えるか?について考えを改めないとと思いました。今までは、わかりやすい言葉にして、噛み砕いて、相手に理解させて、なんならコントロールすることが伝えることだと思っていたような節が…我ながらちょっと怖い。
楽しいのと驚いたのとなんかいろいろで後半は目から水が溢れていて、エンドロールも呆然としていました。明るくなって、みんなが出て行く足音でハッ!とした感じ。
当然ながら終わったら即サントラをダウンロードし、聴きながら帰りました。いい時代だ…。トーキング・ヘッズも知らなかったので、ぼちぼち聴いていきたいと思います。
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